っポイ! 全30巻

2012.05.07 *Mon
20年続いていたシリーズで、微妙にしか知らなかったのですがまとめ読みしました。基本は、主人公+親友+その仲間たちと、ガールズなんですが、ちょこちょこ脇へそれてくのが気になった感じです。メインストーリー+サブストーリー、ですな。
新しいキャラが登場すると、決まって何かしらの問題を抱えていて、主人公は振り回されつつ彼らを救っていく……というパターンが続くので、正直後半は食傷気味でした。その時その時で話題になった社会問題を組み込まれていて、一つひとつは感じるところの多い素敵なエピソードなんですけどね^^; 本編がその都度おざなりになるんで、「ああ、また脱線している」とか「このネタきたかぁ」と苦笑してしまって。

巻数が進むにつれ、物語が薄っぺらくなっていってる印象があったわけです。
30巻になるのを見越して組み立てられた作品じゃないのは明らかな訳で(苦笑)

……。メインストーリーのほうも、進んでは戻って、進んでは戻ってを繰り返していて、(辛口で申し訳ないけども)この平凡な設定をよくここまで伸ばせたなぁ、と変な意味で感心してしまいます。
個人的には、恋愛ベースで、主人公周辺に絞ってお話進めて欲しかったですね。
(別シリーズの「ZERO」が無駄なく進んでるんで、尚更そう思ってしまいます。いや、ZEROがこれの反動なんですかね^^;)


それらは置いといて。
改めて、この方の作風は好みでした。少年たちが馬鹿やってるのも一生懸命なのも、可愛くて仕方なかったです。女の子たちの悩みも、変わっていく様子を見守るのも微笑ましくて。
正直オススメか、と問われると「微妙」としか答えられませんが、時間の合間あいまにチマチマ読める作品です。まとめ読みしないほうが面白いんじゃないかと。

絶対、こんな風に中学校生活を送れるはずがない。
そうわかっていても、こんな風に送れたらいいのに。主人公の近くにいられたらいいのに。そう思う一瞬ができてしまう作品でしたw



っポイ! 30 (花とゆめCOMICS)っポイ! 30 (花とゆめCOMICS)
(2010/11/05)
やまざき 貴子

商品詳細を見る
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

RDG レッドデータガール 4.5?

2012.04.10 *Tue
『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』の感想はこちら
『RDG レッドデータガール 2,3』の感想はこちら

この作品は、読めば読むほど……印象づけたい作者の意図と、受けるイメージの齟齬に悩まされる作品。
毎度触れてますが、毎度思っちゃうんですよorz

まずね、設定や路線が少女向けライトノベルなんです。
だけど、作中の雰囲気や、適切で丁寧な文体がそれを裏切っているという……。勢いのあるシーンや緊迫感を抱くべきシーンのはずなのに、つらつら語られてるので、いまいち伝わってこないのですな。

あと、これが一番の問題なんだけど、キャラが高校生の思考・言動じゃないんですよ……。(いや、探したら現実にだってあるのかもしれませんが)これほど客観的に、適切に自分を把握・分析できる高校生いるかなぁ、とか。政治的駆け引きをする高校生って(以下同文
こんな具合に読みながらどうにも気になってしまう。「現代」を舞台にしているだけに違和感が……。

(政治的な〜はアリだとしても)自分の置かれた状況や感情を持て余すのが基本な高校生を描くには、高校生に馴染みない言葉で埋められていくのが……ちょっと^^; ラノベ系なキャラ設定と世界観と、文体が噛み合ってないんですよね。

前の感想でも触れましたが、これがもっと昔の時代設定だったなら。もしくは異世界だとはっきりわかるなら、この方の表現とあっているのになぁ……と残念になってしまいます。

と、ここまで否定的な意見ですが、決してつまらないとは思っていませんので、あしからず。作品としては、間違いなく面白いのです。冴えなかった女の子が、格好いい男の子に守られながら、どんどん注目を浴びて、才能を開花させていく過程はにやりとさせられますので! しかも和風ファンタジー!


そして、この作品のアニメ化が決定したそうです。(話題だけなら去年からありましたな)
正直どうなるんだろう、と気になっています。小説を読む上でどうしても抱く違和感が減るんじゃないかと、期待。絵で表現してくれるので、違和感の最たる文体が情報として入ってきませんから、設定やストーリーを純粋に楽しめるはず。

(西の善き魔女のアニメは、放送が終わってから知りましたが、あっちは個人的にちょっと残念な仕上がりでした。ストーリーは把握してませんが、主にキャラデが。なんであんなに目がでっかくてキラキラしてたんだろうorz)

RDG5  レッドデータガール  学園の一番長い日 (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日 (カドカワ銀のさじシリーズ)
(2011/10/28)
荻原 規子

商品詳細を見る



文庫が出ているので、ハードカバーよりそちらのほうが読みやすいかもしれませんねw

RDGレッドデータガール  はじめてのお使い (角川文庫)RDGレッドデータガール はじめてのお使い (角川文庫)
(2011/06/23)
荻原 規子

商品詳細を見る
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

バイオハザード1 アンブレラの陰謀

2012.03.14 *Wed
ここで紹介するまでもない、人気ゲームのノベライズ。
バイオハザードの小説と言えば、これ以外にもたくさん出ているようですが、まったく手を出す気にはなれなかったのですよね。ゲームとは違う内容も多いみたいでしたし。今回私が読んだのは、「海外の作家さんが執筆した」点に注目したためでした。海外が舞台の作品なので、日本人が書いたものより、そちらの雰囲気が味わえるかと思って。

……期待以上でしたね!

この本はPS版のシナリオに沿って物語が展開してるんです。そして、物語(プレイヤー)の裏で展開されるストーリーも明かされている。原作を知っているからこそ面白い! と感じる内容でした。ゲームがスタートするまでの緊張感や、物語が進行する裏の出来事などにも切り込まれていて、にやりとします。
(因みに私は、設定資料などは持っていませんし、1をプレイしている人の横から覗いて悲鳴を上げてた口です。笑)

一番意外だったのはジルの生い立ちでした。何となく……ゲームの中の彼女は知的で冷静、勇敢、……「優等生」な印象だったので、序盤は「え? え?」と戸惑いが。脳内イメージはずいぶん修正されてしまいました(笑) それでも冷静に事件を分析し、暴いていく様子は格好よかったです。
クリスのほうは直情的で熱血なイメージ通り。レベッカとの掛け合いも楽しく、良いコンビでドタバタと進んでました。ゲームをプレイ中だと意識しなかったキャラの背景が伝わってくるところが、本書の魅力ですね!
魅力と言えば……ゲームでは拝めなかった四人全員の脱出が読めました。ジルとクリス、どちらを主人公に選んでも、レベッカとバリーのどちらかは救えません。本書ではジルとクリス、両方のシナリオを上手く融合させてあったと思います。

欠点と言えば。屋敷の見取り図等がないため、全体像が把握しづらいこと。屋敷のカラクリがわかりづらいことが挙げられます。ゲーム未プレイの方が読んだ場合、その辺はどうなのかなぁ、と危惧するところも。でも、サスペンスやスリルといった面を重視する分には、十分過ぎるほど面白いんじゃないかと思います。ホラーという点では……ネタを知ってるだけに何とも言えないのが申し訳ないけども。

描写が細かいので、読む分にはちょっと大変なところがあるのですが、「日本人ではないのだなぁ」とわかる感性や思考が興味深かったです。あまり海外の翻訳本を読まないのですけど、この『続編』を読むべきか、悩みます。(プレイはしてないんですけどねぇ、2以降は^^;)

バイオハザード〈1〉アンブレラの陰謀 (C・NOVELS)バイオハザード〈1〉アンブレラの陰謀 (C・NOVELS)
(2004/07)
S.D. ペリー

商品詳細を見る
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

蛍火の社へ

2012.02.29 *Wed
来い、蛍。やっとお前に、触れられる

アニメ映画化された『蛍火の杜へ』は、短編集の中の一つ。
人ならざるモノと、少女がふとしたことで出会って、惹かれ合っていくお話。切なくて、大好きな短編です。(短編集なのに、このお話の印象が強くて、他の作品が霞んじゃってます。笑) 緑川さんの作品の中では古い部類に入るんじゃないかと。

劇場版もDVD化されてやっと見たのですが……ちょっと肩すかしを食った感じがしました。
元々漫画の短編だったのですよね。それを無理に引き伸ばしているのでテンポが悪かったです。じわりとした空気感は丁寧に描かれてましたが、原作を知っているだけにどうにも。あと、その微妙感が蛍ちゃんのキャラデ! もっと可愛いはずだよ!? なんてジタバタ。
だけど銀は格好良かったです。格好良さがかなりアップしていました。
蝶を纏わり付かせて笑っているシーンや、蛍がお面を取ったシーンはドキッとして目が釘付けでした。祭のシーンも幻想的で。
シーンごとに区切って見たらかなり好評価なのですが、ストーリーの引き延ばしが煩く感じて、そこはもったいなかったですな。

愛蔵版 蛍火の杜へ (花とゆめCOMICSスペシャル)愛蔵版 蛍火の杜へ (花とゆめCOMICSスペシャル)
(2011/09/05)
緑川ゆき

商品詳細を見る



蛍火の杜へ【完全生産限定版】 [Blu-ray]蛍火の杜へ【完全生産限定版】 [Blu-ray]
(2012/02/22)
内山昂輝、佐倉綾音 他

商品詳細を見る
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

ましろのおと

2012.02.27 *Mon
三味線をメインに据えた作品。
羅川 真里茂さんの作品は以前から少女漫画と言うよりは、少年漫画風味でしたが……まさか講談社で、少年漫画とは!
絶対面白いだろうけど、何となく手を出していませんでした。なんというか、この方の作品はどこか切なかったりほろ苦いもの、カタイ空気が漂っているので……。(良い話には違いないんですけどね!)

1巻は、正直なところあんまり「面白ーい!」って感じはしませんでした。主人公のキャラがわかりやすくなくて。
2巻、3巻と読み進めて、関わる人間が増えるにつれて面白味が増していったように思います。
というより、脇を固めるキャラが魅力的なんですよね。梅子さんや顧問の先生、『鈴音』の大俵センセイが楽しい。神木清流も勿論癖があって興味アリ。

津軽三味線をよく知らないので、(音楽系の作品を読むとよく思うことですが)音源が欲しくなります。
漫画の登場人物のように、音楽を聴いてゾクゾクしてみたいものです。


ましろのおと(5) (講談社コミックス月刊マガジン)ましろのおと(5) (講談社コミックス月刊マガジン)
(2012/01/17)
羅川 真里茂

商品詳細を見る
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 

Another (漫画)

2012.02.11 *Sat
今アニメも放送されてる綾辻さんの『Another』、コミカライズ。漫画は清原 紘さん。 原作の感想はこちら
正直なとこ、アニメの甘くて可愛らしいキャラデより、こちらのほうがシャープで好み。可愛い絵柄なのは似たトコあるんですが、雰囲気がナイフのようなんですよね。私好みに、明暗ハッキリした絵も繊細に、丁寧によく描かれてあります。ホラーだったりサスペンスだったり、ミステリだったりする原作を、まったく裏切りません。
物語の展開も原作準拠。若干異なりますが、変にショートカットされることなく迎えた、終盤の合宿は迫力ありました!(元々は、全2巻予定だったなんて! 4巻まで伸ばして貰えて本当によかったです)

個人的には、この方のキャラデでアニメ化して欲しかった……! と思います。
ただ、赤沢さんが……アニメや原作と比べると主人公や鳴に対し、結構キツイんですよね。その分、焦りや追い詰められたギリギリ感が伝わってきますけど、アニメを見た後だと、そのギャップにかなり戸惑います。原作だと、あんまり活躍してませんでしたし……。

……しっかし、改めて鳴ちゃんの決意が悲愴で、読みながら泣けてしまう。どうしてそこまで受け入れられたんだろう。クラスメイトを思いやれるのだろう。絵になった分、彼女の異色さがますます際立ってましたな。主人公の、号泣も、辛かったけど……。

素敵なコミカライズでした。オススメでーす!


Another (4) (角川コミックス・エース 170-8)Another (4) (角川コミックス・エース 170-8)
(2011/12/28)
清原 紘

商品詳細を見る



Another (3) (角川コミックス・エース 170-7)Another (3) (角川コミックス・エース 170-7)
(2011/09/02)
清原 紘

商品詳細を見る
COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 



Copyright © fake ♠ sugar. All Rights Reserved.
テンプレート配布者:サリイ  ・・・  素材:TripISM
FC2ブログ

プロフィール

Author:橘高 有紀


 
主に小説の感想を載せています
本館ではファンタジー中心で小説を書いているので、ぜひ覗いてください^^

オリジナル創作サイト -- 白紙領域 ▼





カテゴリ

未分類 (0)
絵本・児童書 (23)
現代小説 (9)
ミステリー・サスペンス (22)
SF・ミリタリー (17)
ファンタジー・ホラー (13)
恋愛 (2)
ライトノベル (14)
漫画 (28)
少年漫画 (17)
少女漫画 (11)
アニメ (3)
エッセイ (3)
オンライン企画 (0)
歴史系小説 (1)



最新記事



お気に入り表紙



Amazon人気商品



amazonベストセラー



RSSリンクの表示



リンク

このブログをリンクに追加する



QRコード

QRコード



最新トラックバック



最新コメント



Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ



検索フォーム